ここ数年、旅行といえば、仲間と一緒にスキーに行ったり、マラソン走りに行ったり、
トライアスロンの応援に行ったり。と、しばらくふたりでゆっくりと出かけたことが
ありませんでした。
トライが終わったら、どっかゆっくり行きたいな、というささやかな(笑)願いが
叶って、先日主人とふたりで長浜へ遊びに行ってきました。
我が家から車で1時間半ほど。電車でもJRでのんびりたどり着けます。
以前、撮影会で長浜の黒壁スクエアを撮ったときに、おもしろそうなショップが
たくさんあったのですが、撮影に時間を取られたのと、大きな機材を抱えて店内に
入って、もし商品を壊してしまったら・・・ということがあり、ゆっくり見ることが
できなかったので、改めて行きたいと思っていた場所でした。
主人に話すと、とても興味を持ち、自分も行ってみたい、と。

昔、銀行だった黒壁の建物を町おこしのひとつとして、ガラス館として新しくし、
ガラス工房や、ショップ、美術館など、ガラス工芸の街として賑わっています。
町屋の雰囲気が漂う古い街並みも、見どころのひとつです。

いろんなショップを巡ります。



ガラス細工やガラス製品は、磁器や陶器とはまた違って、透明感の美しさがあって、
光にかざすとキラキラと光って、ほんとうにきれいです。見ているだけでも十分楽しいです。
工房では、初冬から開催予定のギャラリーに展示をする作品の制作をされていました。
長い棒の先に付いているガラスが、職人さんの手によって、少しずつカタチを変え、
熱を入れてたり冷ましたりして、形成されていく様子は、ほんとうに芸術だなぁと思います。
ひとつひとつ丁寧に作られている様を見て、完成された作品を手に取ってみると、
その人の心が伝わってくるような気がしますね。
主人は、作家さんのキャンドルグラスをお買い上げ。

日帰りでもじゅうぶん近くの場所ですが、夜もゆっくりしたいなぁと思い、こちらの宿に
泊まることに。
黒い格子と真っ白な壁の見るからに、純和風な町屋。
フロントは無く、隣接されたレストランがフロント代わりの受付。
スポットライトに照らされ、モダンでありながら温かみのある空間のレストラン。
入った瞬間から、かなりテンションアップです(笑)

ゲストハウスも、古いものと新しいのものをうまく取り入れた、素敵なお部屋です。
ワンルームのアパートのような造りになっていて、渡り廊下から直接レストランにも
行けます。

この日の晩は、フレンチ。
一品一品、お料理が出てくるとともに、盛り付けているうつわの説明も。
作家さんのものは、作家さんのお名前も説明してくださいました。
残念ながら、赤木明登さんしか知りませんでしたが、
とても高価なうつわだということだけは分ります。

うつわとお料理、それぞれが、それぞれを引き立て合いますね。
ひさしぶりに、ゆっくりと食事をしながら、
いろんな話をしながら過ごした一日でした。



素敵なお部屋です。
急須も湯呑みも、おそらく作家さんのものですね。
普段は、民宿や旅館の畳でごろんとしながら、
リラックスして過ごすんですけど、こんな洒落た空間も
いいですね。